審美的歯科矯正法-舌側矯正臨床基本テクニック-
アングルT級 症例2 :上下前歯前突症例
初診時
 
上下前歯前突症例
図16-33 初診時.23歳2か月の女性.
図16-34 上下顎前歯の前突感および叢生を主訴して来院.
 
  図16-35 咬合面観(上顎).当院来院時には,すでに第一小臼歯が抜歯されていた.
図16-36 口腔内側面観.アングルT級.上下顎前歯の唇側傾斜が認められる.オーバージェットは4.5mm,オーバーバイトは0.5mm.
図16-37 当院来院時には,ほかの矯正専門医院にはすでに上下顎第一小臼歯の抜歯が行われていた.口腔内右側面観.
図16-38 口腔内前面観.
図16-39 本人が便宜抜歯の後,舌側矯正の存在を知り,当院にトランスファーされてきた.口腔内左側面観.
図16-40 咬合面観(下顎).当院来院時にはすでに第一小臼歯が抜去されていた.歯冠幅径と歯列弓長との不調和(A.L.D)は5.0mm.
   
矯正検査
 
図16-41 中等度のDolico-facialタイプ.上下顎ともやや後退位をとる( R e t r o g n a - thia).
図16-42 口腔内.パノラマX線所見.
図16-43 セファロ分析(Rikett's).
図16-44 コンピュータによる治療完了時のプロフィール予測.
   
矯正治療過程
 
図16-45 レベリングの後,.016"S.S.ワイヤー挿入後犬歯の部分的遠心運動を行う.
第二臼歯には側にチューブが装着され,第一大臼歯とセクショナルワイヤーで結合する(クロスオーバーテクニック).
図16-46 レベリングの後,犬歯部分的遠心移動.
図16-47 犬歯部分的遠心移動の後,前歯部(上顎3-3 )の舌側移動に移行.スライディングメカニックスを用いてエン・マス方式で行う.使用ワイヤーは,.016"×.022"S.S.
図1 6 - 4 8 下顎前歯( 下顎3-3)の舌側移動.ループ( L字ループ)を用いた空閉鎖.使用ワイヤーは.016"×.022"S.S.
   
図16-49,50 前歯部舌側移動の途中で上下顎前歯の舌側への傾斜および臼歯の近心傾斜が認められた.この理由として

(1)抜歯が完了した状態で来院したため,レベリングが効果的に行われず,臼歯の整直が十分でなかった.
(2)舌側移動前の前歯部へのトルクのかけかた(Pre Torque)が十分でなかった.
(3)リトラクションアーチの前歯へのトルクおよびスピー彎曲のコントロールが不十分であった.
   
 

図16-51 トルキングアンドリトラクションアーチワイヤー(Torquing and Retraction Arch Wire)の挿入.使用ワイヤーは .016"×.022"S.S.
図16-52 Torquing and Retraction Arch Wire の形態.前歯部へルートリンガルト ルク.強いスピー彎曲を特徴とする.

図16-53 下顎に挿入された,トルキングアンドリトラクションアーチワイヤー.
図16-54 下顎に用いられる,トルキングアンドリトラクションアーチワイヤー(Torquing and Retraction Arch Wire)の形態.前歯部へのトルクコントロールおよび反対(リバース)のスピー彎曲を特徴とする.
   
図16-55 前歯部の舌側移動中の咬合状態(右側面).
図16-56 前歯部の舌側移動中の咬合状態(左側面).
   
図16-57 前歯部舌側移動完了後の咬合面(上顎)所見.
図1 6 - 5 8 使用されているワイヤー形態.使用ワイヤーは.016"×.022"S.S.
図16-59 ルートリンガル・トルクおよびクラウンラビアル・トルクが前歯に加えられると,前歯の歯根は近心に傾斜する.このため側切歯が圧下された形のアーチが上顎前歯に作られやすい.
図16-60 前歯歯根の近心傾斜を防ぐ必要のある場合は, (1)アーチワイヤーの前歯部に写真のようなカーブを入れる. (2)セットアップの段階で前歯部に多めの傾斜(アンギュレーション)を入れるよにする
   
 
図16-61 トルキングワイヤーによる,最終的なトルクコントロールとスピー彎曲の調整.
図16-62 最終的な空隙閉鎖.
図16-63 ディテーリング(Detailing).使用ワイヤーは,.014"S.S.または.016"TMA.
図16-64 最終的トルクコントロール.
   
矯正完了時口腔内所見
 
図16-65〜70 完了時,口腔内所見
 
図16-71 完了時,プロフィールとセファロの重ね合わせ.
図1 6 - 7 2 治療開始時のプロフィールとセ ファロ分析.
   
 
図16-73 完了時,顔貌正面観.
図16-74 完了時,顔貌側面観.
図16-77 治療前後のセファロの重ね合わせ.
図16-78 セファロの重ね合わせ.
 
図16-75 完了時,パノラマX線写真.
図16-76 治療前のパノラマX線写真.
図16-79 動的治療完了後, 咬合調整
(Reshaping)前のシロナソグラフの記録.咬合中心性(CO)の不安定などが認められる.
図16-80 1度目の咬合調整(Reshaping) 後のシロナソグラフの記録.
   
 
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