審美的歯科矯正法-舌側矯正臨床基本テクニック-
2)咬合平面を基準とした開咬症例の分類 B)下顎咬合平面の位置、傾斜に問題がある症例
初診時
 
症例B(図15-53〜89) 患者:33歳3か月,女性 主訴:前歯部叢生,開咬 治療方針:上顎第1小臼歯( ) 下顎第2小臼歯抜歯( ) 使用装置:Kurzタイプブラケット
図15-53 初診時,顔面正面観, 33歳3か月の女性
図15-54 顔側面観.
 
図1 5 - 5 5 〜6 0
大臼歯上顎右側アングルU.
   
矯正検査
 
図15-61,62 顔面タイプはドリュフェイシャルタイプ(GoGn to SN=41.5).
上顎が前方位をとり(SNA=84.0),上下顎前後位置の差が大き(ANB=9.0).
下顎前歯は唇側傾斜している(L1 to NB=10.0mm,37.0).
A.P.D.I=70.4でアングルU級タイプ.
O.D.I=68.2でOpenBite傾斜を示す.
図15-63,64 上,下顎の咬合平面をそれぞれ設定してみると,上顎前歯を上唇との位置関係は正常である.下顎の咬合平面は近心方向に強く,傾斜していて,この症例では下顎咬合平面に主な問題点があると思われる.
 
図15-65 初診時顎関節レコーディング.
図15-66 初診時パントモレントゲン写真.
   
矯正治療過程
 
図15-67〜70 上下顎レベリング..014″〜.016″NI-TI.
   
 
図1 5 - 7 1 , 7 2 レベリングがほぼ完了し,歯牙が整直された状態. 上顎. 0 1 7 ″× .025″TMA.下顎.016″×.022″S.S.
   
 
図1 5 - 7 3 , 7 4 上下顎空隙閉鎖がほぼ完了した状態.
   
矯正完了時口腔内所見
 
図15-77〜82 完了時の口腔内写真.
 
図15-83〜86 治療後の頭部X線規格写真で顔面写真との重ね合わせ
図15-87 治療前の口腔内レントゲン写真.

図15-88 治療後の口腔内レントゲン写真.治療前後の比較.
上下咬合平面の調和がみられる.
 
図15-89 治療前後のトレース重ね合わせ.
下顎咬合平面の変化(スピー・カーブの調整)が主な咬合改善の要因と思われる.
   
 
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