審美的歯科矯正法-舌側矯正臨床基本テクニック-
咬合平面と舌側矯正 上顎咬合平面の位置,傾斜に問題がある症例
初診時
 
症例A(図15-8〜52) 患者:23歳1か月,男性 主訴:前歯部開咬および前突 治療方針: 抜歯,上下第1小臼歯が一般的ではあるが,下顎右側第1大臼歯が歯冠崩壊および下顎左側第1大臼歯,上顎左側第2小臼歯の保存状態が不良のため,これを抜歯.使用装置:Kurzタイプブラケット
図15-8 初診時,顔面正面観.23歳1か月の男性.
図15-9 顔面側面観.
 
図15-11〜15 初診時口腔内所見.
   
矯正検査
 

図15-16 顔面のタイプは,ドリゴフェイシャルタイプで骨格性開咬である. (FMA=35.4°, O.D.I=58.2)

図15-17 上顎は前方位をとる。(SNA=8 7.0°)上下顎前歯は唇側傾斜し前突している.(U1-SN=128.0° L1-MP=95.0°)

図15-18,19 上顎中切歯のLipLineに対する相対的な位置関係はセファロ上での正常値では4mm前後の範囲にある.(KIM)
この症例では上顎咬合平面が反時計回りに強く傾斜しているためこの症例では主に上顎咬合平面の位置傾斜に問題がある.
上顎機能的咬合面の改善が必要である.
 
図15-20,21 下顎第一臼歯の保存状態の不良.パントモX線写真.
図1 5 - 2 2 , 2 3 顆頭運動のレコーディング及び顎関節規格X線写真(モンジーニ)運
動の制限及び顆頭の変形(扁平低)が認め
られる.
   
矯正治療過程
 
図15-24〜27 レベリング(アライメント).
.014″ NI-TI.下顎左側大臼歯抜歯.
 
   
 
図15-28,29 レベリング..016″NI-TI.
   
 
図15-32,33 PRE-TORQUEおよび左側第1小臼歯遠心移動..017″×.025″ TMA.
 
   
 
図15-34,35 前歯部舌側移動(上顎3-3 ).上下 .017″ ×.025″ TMA.下顎第2大臼歯近心移動
 
   
 
図15-38,39 ディテーリング..014″S.S.
   
矯正完了時口腔内所見
 
図15-40〜45 完了時.
口腔内.
   
 
図15-46 口腔内パントモレントゲン写真.治療前.
図15-47 治療後の口腔内パントモレントゲン写真.治療後.
図15-48〜51 頭部X線規格写真の前後比較.
図15-52 治療前後の重ね合わせ.主に上顎の咬合平面の位置が改善され,上下の咬合平面は調和している.
   
 
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